2008.08.20

春にして君を離れ

春にして君を離れ (ハヤカワ文庫)春にして君を離れ (ハヤカワ文庫)
アガサ・クリスティー (著)

優しい夫、よき子供に恵まれ、女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。が、娘の病気見舞いを終えてバグダッドからイギリスへ帰る途中で出会った友人との会話から、それまでの親子関係、夫婦の愛情に疑問を抱きはじめる…女の愛の迷いを冷たく見据え、繊細かつ流麗に描いたロマンチック・サスペンス。


ミステリーかと思って読んでみたら全然ミステリーではない
なんとロマンチック・サスペンスというジャンルだった

うん、ロマンチック・サスペンスとは言いえて妙
全体的にロマンチックなんだけど、誰一人して死なないけれど
事件は何も起きないけれど、確実にサスペンスだから

突然、日常から切り離された環境でひとりになった主人公
自己像を徐々に客観視していくことで今までの人生が違った見え方になっていく
ほとんど主人公の回想と感情で淡々とストーリー進んでいくのに
ラスト彼女が現実にもどる瞬間できちんとすとんと話が落ちる

読み終わって1週間なのに、またもう一度読みたくなる本
まだ8月だけど、今年ナンバーワンは間違いないな

posted by しほ at 01:30 | Comment(2) | TrackBack(0) | book

2005.12.09

[ 変身 ] 東野圭吾著

世界初の脳移植手術を受けた
平凡な男を待ちうけていた過酷な運命の悪戯。
脳移植を受けた男の自己崩壊の悲劇。
自分では制御できないほどの衝動にかられたら?
人格が自覚できるほどに変化していったら?

主人公の目線で物語は進んでいって
あらゆるものに対する憤り、人格が変わっていく恐怖の
描写が実に緻密ですいすい引き込まれた

物語は重苦しくなく、ほどよいテンポで進んでいく
裏切らないストーリー構成で、終わりまでサクサク進む


映画にはしやすそうな物語
単調なお涙ものの恋愛映画にだけにはなって欲しくないなあ

posted by しほ at 00:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | book

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